くらしの選び方

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乾電池のサイズ一覧|単1〜単6・9V形・コイン電池の寸法(mm)とLR6・AAの対応表

単3形はLR6(AA)で直径14.5×高さ50.5mm、単4形はLR03(AAA)で10.5×44.5mm。単1〜単6、9V形、CR2032などのコイン形・ボタン形電池の寸法と型番の読み方を、電池工業会とメーカーの資料で整理します。

内容の確認日:2026-11-01

画像はイメージです

結論:単3形はLR6(AA)、単4形はLR03(AAA)

単3形の乾電池は直径14.5mm×高さ50.5mm、単4形は直径10.5mm×高さ44.5mmです(どちらも最大値)。電池工業会がまとめている国際規格(IEC/JIS)との対応では、単3形の記号はR6、米国での呼び方はAA、単4形はR03でAAAです。アルカリ乾電池の場合は頭に「L」が付き、単3形はLR6、単4形はLR03と表示されます。

単3形と単4形の違いは大きさで、アルカリ乾電池・マンガン乾電池ならどちらも公称電圧は1.5Vです。直径は単3形が4.0mm、高さは6.0mm大きく、最大寸法から円柱として体積を計算すると単3形は単4形の約2.2倍になります。これは外形の体積の比で、電気をためられる量(容量)の比ではありません。形が違うので、機器には指定どおりの大きさの電池を入れます。

この記事では、単1形〜単5形の寸法を電池工業会の資料で、単6形と9V形をFDKの製品情報で、コイン形・ボタン形電池をパナソニックのカタログ(2026年9月1日発行)とデータシートで確かめ、早見表にまとめました。寸法は規格の最大値か、メーカーが「約」を付けて示している値です。実際の電池は表の値よりわずかに小さいことがあります。

円筒形乾電池のサイズ一覧(単1形〜単6形)

円筒形乾電池の呼び方と寸法(単位:mm、最大値)
日本の呼び方IEC/JIS記号(アルカリ乾電池)米国の呼び方直径高さ
単1形R20(LR20)D34.261.5
単2形R14(LR14)C26.250.0
単3形R6(LR6)AA14.550.5
単4形R03(LR03)AAA10.544.5
単5形R1(LR1)N12.030.2
単6形LR8D425(FDKの品番による)AAAA8.342.5

単1形〜単5形の記号・呼び方・寸法は、電池工業会の「電池の規格について」に載っている円筒形電池の表のとおりです。同会は、この寸法が最大値であること(参考値として最小値もあること)を注記しています。単6形はこの表に含まれていないため、記号と寸法はFDKの単6形アルカリ乾電池の品番(LR8D425F)と、同社が示している最大寸法φ8.3×42.5mmによっています。「AAAA」の呼び方は、電池工業会の電池の種類を調べるページでアルカリ乾電池の例として挙がっている表記です。

表を見ると、番号が大きいほど小さいとは限らないことがわかります。単5形(直径12.0mm)は単4形(10.5mm)より太く、高さは30.2mmと短い電池です。単6形は単4形より細い8.3mmですが、高さは42.5mmで単4形に近い長さがあります。名前の数字ではなく、直径と高さの組み合わせで別物と考えると混同しにくくなります。

重さの目安として、FDKの製品情報に載っているアルカリ乾電池1本の質量は、単1形128.0g、単2形61.0g、単3形22.0g、単4形11.0g、単5形9.0g、単6形6.4gです(単1〜単4形は同社のロングライフプラスタイプの値)。質量は製品によって異なります。

電池工業会によると、「単1」「単2」といった日本の呼び名は、英語の「Unit cell(単電池)」が語源とされています。また、ニカド電池やニッケル水素電池などの充電式電池にも、乾電池と同じ大きさのものがあります。

LR6・R6の違いは?型番(記号)の読み方

電池の記号は、前から順に「直列につながっている電池の数」「電池系(中身の種類)を表す記号」「形状を表す記号」「寸法を表す数字」でできています。電池工業会が例に挙げているのは単3形のアルカリ乾電池「LR6」で、Lがアルカリ、Rが円形、6が単3形の寸法を表します。LR6のように電池が1個のものには、先頭の数字が付いていません。

記号の組み立て(電池工業会の説明をもとに作成)
並び表すもの例
先頭の数字直列につながっている電池の数6LR61の「6」
電池系の記号中身の種類(マンガン乾電池は記号なし)LR6の「L」(アルカリ)
形状の記号R=円形(円筒形・ボタン形・コイン形)、F=角形・平形LR6の「R」
数字寸法の区分LR6の「6」(単3形の大きさ)
主な電池系の記号と公称電圧
記号電池の種類公称電圧
記号なしマンガン乾電池1.5V
Lアルカリ乾電池、アルカリボタン電池1.5V
F二硫化鉄リチウム一次電池1.5V
C二酸化マンガンリチウム一次電池(コイン形のCRなど)3.0V
Bふっ化黒鉛リチウム一次電池3.0V
S酸化銀電池1.55V
P空気亜鉛電池1.4V
H(実例はNH・HH・THなど)ニッケル・水素電池(充電式)1.2V

つまり、R6とLR6は同じ単3形の大きさで、中身が違います。R6はマンガン乾電池、LR6はアルカリ乾電池です。ニッケル・水素電池の記号は電池工業会の表でHとされていますが、実際の表記はNH、HH、THなどメーカーによって異なると注記されています。

電池の側面には使用推奨期限も書かれています。電池工業会の説明では「月-年」の順で、「06-2032」または「06-32」は2032年6月を意味します。同会によると、従来のJISには日本独自の性能基準がありましたが、2022年版のJISでその記載が削除され、現在の表示は各社が独自に定めた基準と試験方法にもとづくものとされています。

9V形(006P)のサイズと記号

9V形は角形の電池で、日本では「006P形」とも呼ばれます。電池工業会の分類では、9V形のアルカリ乾電池の記号として6LR61と6LF22、マンガン乾電池の記号として6F22が挙がっており、主な用途としてトランシーバ、玩具、家庭用火災警報器が示されています。

9V形の記号と寸法
記号電池の種類記号から読めること寸法(幅×高さ×奥行、mm)
6LR61アルカリ乾電池円形(R)の単電池6個を直列26.5×48.5×17.5(FDKの製品情報)
6LF22アルカリ乾電池角形・平形(F)の単電池6個を直列—
6F22マンガン乾電池角形・平形(F)の単電池6個を直列—

先頭の「6」は直列につながっている電池の数です。記号の規則に当てはめると、6LR61はアルカリの円形の単電池を6個直列にしたもので、1.5V×6=9Vになります。寸法はFDKの9V形アルカリ乾電池(6LR61)の値で、幅26.5mm×高さ48.5mm×奥行17.5mm、質量は43.0gです。6LF22と6F22の寸法は、今回確認した資料には載っていませんでした。

CR2032とCR2025の違いは?コイン形電池のサイズ

CR2032とCR2025は、直径がどちらも20.0mm、公称電圧も3Vで、違うのは厚さです。パナソニックのデータシート(2026年2月時点)では、CR2032の厚さ(高さの最大値)は3.2mm、CR2025は2.5mmで、0.7mmの差があります。公称容量はCR2032が225mAh、CR2025が165mAhで、CR2032のほうが約1.36倍です。

直径20mmのコイン形リチウム電池の比較(パナソニックのデータシート、2026年2月時点)
型番直径(最大)厚さ(最大)質量公称電圧公称容量
CR203220.0mm3.2mm約2.8g3V225mAh
CR202520.0mm2.5mm約2.3g3V165mAh
CR201620.0mm1.6mm約1.6g3V90mAh

厚さが違うと、電池を入れる場所の深さや接点の位置に合わなくなることがあります。機器の取扱説明書や電池ぶたに書かれた型番の電池を使ってください。パナソニックは、自社のCR2450とCR2477は他社製のCR2450・CR2477Nと比べてコーナー部の形や厚みに違いがあり、使えない機器があると案内しています。同じような型番でも細部が違う例があるということです。

主なコイン形リチウム電池の寸法(パナソニックのカタログ、2026年9月1日発行)
型番寸法(直径×厚さ)質量(1個)
CR1220約φ12.5×2.0mm約0.9g
CR1616約φ16×1.6mm約1g
CR1620約φ16×2.0mm約1.3g
CR1632約φ16×3.2mm約1.9g
CR2012約φ20×1.2mm約1.4g
CR2016約φ20×1.6mm約1.6g
CR2025約φ20×2.5mm約2.3g
CR2032約φ20×3.2mm約2.8g
CR2430約φ24.5×3.0mm約3.8g
CR2450約φ24.5×5.0mm約6.2g
CR2477約φ24.5×7.7mm約10.5g
CR3032約φ30×3.2mm約6.9g

カタログの寸法と型番を並べると、CRの後ろの4桁のうち前の2桁が直径(mm)の整数部分、後ろの2桁が厚さを0.1mm単位で表した数に対応しています。CR2032なら直径20mm・厚さ3.2mm、CR1220なら直径12.5mm・厚さ2.0mm、CR2477なら直径24.5mm・厚さ7.7mmです。型番だけで大きさの見当がつきますが、正確な寸法はメーカーの資料で確かめてください。

ボタン電池(LR44・SR44など)のサイズ

主なボタン形電池の寸法(パナソニックのカタログ、2026年9月1日発行)
型番電池の種類公称電圧寸法(直径×高さ)
LR41アルカリボタン電池1.5V約φ7.9×3.6mm
LR43アルカリボタン電池1.5V約φ11.6×4.2mm
LR44アルカリボタン電池1.5V約φ11.6×5.4mm
LR1120アルカリボタン電池1.5V約φ11.6×2.05mm
LR1130アルカリボタン電池1.5V約φ11.6×3.05mm
SR41W酸化銀電池1.55V約φ7.9×3.6mm
SR43酸化銀電池1.55V約φ11.6×4.2mm
SR44酸化銀電池1.55V約φ11.6×5.4mm
SR626SW酸化銀電池1.55V約φ6.8×2.6mm

LR44とSR44は、どちらも約φ11.6×5.4mmで大きさが同じですが、LRはアルカリボタン電池(1.5V)、SRは酸化銀電池(1.55V)で中身が違います。LR41とSR41W、LR43とSR43も同じ大きさの組み合わせです。どちらを使えるかは機器によるため、取扱説明書の指定に従ってください。

ボタン電池は、メーカーによって型番の書き方が違います。パナソニックのカタログに載っている他社品番の早見表では、LR44と同じ大きさ・電圧の電池として「A76」「AG13」などの表記が挙がっています。手元の電池の刻印がLR44などの書き方でないときは、メーカーの相当品番の表で確かめると探しやすくなります。

使い終わった電池の捨て方

電池の種類と捨て方(電池工業会の案内をもとに作成)
電池の種類捨てる前にすること出し方
乾電池(単1〜単6形、9V形)+極と-極をセロハンテープやビニールテープで絶縁する市町村の指示に従う
コイン形リチウム電池(CR・BR)同上。端子がほぼ全面金属なので特に注意市町村の指示に従う
ボタン電池(アルカリボタン電池・酸化銀電池・空気亜鉛電池)—自治体の回収があればその指示に従う。ない地域では、ボタン電池回収推進センターの回収協力店にある回収缶へ

電池工業会は、コイン形リチウム電池は端子がほぼ全面金属でできているため、ほかの金属や電池と触れるとショートし、発熱・発火・破裂の原因になるおそれがあるとしています。捨てるまでのあいだも、金属製品と一緒に持ち運んだり保管したりしないこと、乳幼児の手の届かない場所に置くことが呼びかけられています。パナソニックのカタログでは、ボタン電池は電極にテープを貼って絶縁してから回収缶に入れるよう案内しています。

よくある疑問

単3形と単4形はどちらも1.5Vで、違いは大きさです。単3形は直径14.5mm×高さ50.5mm、単4形は直径10.5mm×高さ44.5mmで、単3形のほうが太くて長い電池です。英語の通称は単3形がAA、単4形がAAAです。

CR2032とCR2025は直径20mm・3Vで共通し、厚さが3.2mmと2.5mmで違います。パナソニックのデータシートでは公称容量も225mAhと165mAhで差があります。電池室に合うかどうかは機器によるため、指定された型番を選びます。

充電式のニッケル・水素電池にも単3形・単4形と同じ大きさのものがありますが、電池工業会の表では公称電圧が1.2Vで、1.5Vの乾電池とは異なります。機器が充電式電池に対応しているかは、取扱説明書で確かめてください。

参考資料

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